W2R工法の用途
急速施工の実施で蓋版の取替えをします。(即日開放が可能です)工法比較
1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目 | |
従来工法@ (現場打ち) |
蓋徹去〜人力ブレーカ取壊し | 型枠設置 | Co打設 | 養生の為、休工 | 脱型〜蓋掛け |
従来工法A (VS側溝) |
取壊し〜床堀〜基礎砕石 | 基礎型枠〜均しCo打設 | 養生の為、休工 | 養生の為、休工 | VS据付〜底打ち〜蓋掛け |
W2R工法 | 1日にて完了 蓋徹去・W2R切断・蓋版設置まで8h 施工日数が1/5に短縮 |
『作業の省力化』で『即日開放』・『工期短縮』⇒現場の生産性向上を推進します。
従来の工法では作業工程が多く、コンクリートの養生、品質の確保など施工日数がかかり交通渋滞や歩行者や近隣の住民に対し、かなりの悪影響を与え、社会問題に至るような事例がたびたび起りました。
従来工法を根底から見直し、余計な作業を極力省き、大幅な工期短縮を可能にした工法が『W2R工法』です。道路の通行規制方法にもよりますが、縦断部で規制する場合は施工延長12m程度は可能ですし、道路横断部で片側交互規制の場合は片側3mづつで合計延長6m程度可能で、通行止めの場合は10m程度は即日開放が可能です。
上記の理由から、交通誘導員の人件費を大幅に低減できます。
現場交通条件、施工条件により変動し、用いる蓋版の種類(鋼製かco製)によっても多少の差異があります。
W2R工法の現場事例(北陸地域)
既存道路横断側溝の暗渠化
車両走行によるグレーチングのがたツキ音の解消。(横断用暗渠型蓋版T25)1日にて即日開放!
既存ブロック・水がある箇所
民地側既存塀が近接していて、倒壊する恐れがある現場。水が流れている水路。塀の倒壊なし・水替え不要
トラックターミナルの出入り口
店舗・運輸倉庫等の乗入れ箇所など、迷惑をかけないよう急速施工の必要がある現場。(W2R横断グレーチング)片側交互で2日
道路横断箇所@
道路横断部など、車両の通行への影響を最小限に抑え、即日開放の必要がある現場。(横断用暗渠型蓋版T25)片側交互通行で1日、即日開放!
道路横断箇所A
大型トラックが頻繁に通る県道で老朽化に伴い、ガタつき音がうるさい現場。(GR-U500)片側交互通行で2日で完了(L=9.0m)!
店舗が並ぶ歩行者が多い箇所
幹線道路沿いで店舗が立ち並ぶ、車両出入りや歩行者の多い歩道。(MSリッド縦断用)140mを9日=15.5m/日
歩道のバリアフリー化、歩行空間整備
老朽化したマウンドアップ歩道をバリアフリー化し、歩きやすい歩道に整備しました。。(MSリッドU縦断用)側溝の暗渠化で歩道が広く感じる。
W2Rカッターの利点
W2Rカッター切断機は既設歩道を開削したり、民地側構造物に影響を与える事なく側溝の内側より所定の高さにて切断できる特殊カッターです。大きな特徴として、カッターブレードを交換する事により5cm幅ピッチでステップカットして行き、側壁を全断面(15cm幅・20cm幅)水平に切断できます。●W2Rカッターはリモコンにより遠隔操作するので作業員の安全を確保できます。
●側溝内部にレールを設置するので、専用スぺースが少なく済みます。
●W2Rカッターは計画仕上がり高さに合わせレールを設置し、切断精度はmm単位まで可能です。
●W2Rカッターは壁厚20cmまで切断できます。オプションパーツ装着の場合、壁厚30cmまで対応可能です。但し、中間に縦の切断が必要です。(呼び名:フラッシュカット)